佐伯義勝料理写真スタジオ

「暖炉の火は眺めてほっとするものですが、夏のバーベキューは豪快に、秋・冬の炭火調理は心にしみじみした温もりを与えてくれます」と、佐伯はいろいろなシチュエーションの火を撮ってきました。でも、それぞれの火を撮り分けるのには非常に高い撮影技術が求められます。火が醸し出す独特の雰囲気を味わってみてください。

野外料理

佐伯はスタジオを飛び出して撮る野外料理の撮影が大好きでした。海辺の潮風に吹かれながら食べる料理は一味おいしくなると。レストラン「キハチ」の熊谷喜八さんと家庭画報の撮影で伊豆に行った時などの写真です。

韓国家庭料理(2)

『家庭画報』のキムチ特集のためソウルにロケをして撮影した写真です。韓国の人間国宝である黄慧性さんが料理を担当しました。

韓国家庭料理(1)

佐伯は世界中の料理も撮ってきました。韓国の家庭料理は「野菜を多く使った健康食のうえ、唐辛子のカプサイシンは肥満防止にもなるんだよ」と言っていました。料理・曺甲連さん。

家庭料理

名だたる料亭やレストランの料理写真も撮ってきた佐伯ですが、本人は「何といっても料理の行きつくところは家庭料理です。おいしい家庭料理は最高の食事です」と言ってはばかりませんでした。中央公論社からの依頼で、料理研究家が作った料理の数々です。

男の料理

小学館の『週刊ポスト』に約10年間連載されたシリーズです。男が作るのですから、食材も金に糸目をつけず豪快に調理し、腹いっぱい食べようという企画でした。スタッフ全員男で、バックや器もほとんど佐伯スタジオの備品。佐伯自身が独自の世界をつくり、楽しんで撮影していました。

シーフード

『海の詩情とフランス料理』(婦人画報社・1994年)で撮った料理の数々。三重県・志摩観光ホテルの料理長だった高橋忠之さんが、土地の伊勢海老や鮑などで作った気品に満ちた料理が並びます。

辻嘉一さんとの仕事

京懐石の名店「辻留」主人・辻嘉一さんとの仕事は昭和29年頃から40年続きました。『宴の演出』(柴田書店)には辻さんの晩年の頃、自由活達な表現の料理が紹介されています。

柳原一成さんとの仕事

柳原一成さんはNHKテレビなどでお馴染みの料理研究家。『近茶流季節の味』(主婦の友社)では、長い間ご自身の手許に温めていた器に旬の食材を使った料理を盛り付け、季節感を醸し出しています。

再現・江戸料理

小学館から発売された江戸料理の本。京都の料亭「わらびの里」榎木伊太郎料理長が蘊蓄を傾けて調理された料理を、佐伯は江戸の雰囲気を再現するよう撮影しています。